妊娠に悪影響をおよぼす病気とは?

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                      (子宮筋腫、子宮奇形、心臓病、血液疾患、肝臓病、腎臓病、喘息、感染症)
 妊娠が告げられると、長い妊娠期間に入るわけですが、 ゆとりをもった妊娠、ゆとりをもった出産をして頂くために、当サイは、妊娠前、妊娠中、分娩前、分娩後など、あらかじめ知っておきたいこと、 またちょっと不安に思ったことなどを含め、妊娠か出産までの必要なコンテンツをまとめています。ぜひ、この「妊娠のことがわかる〜妊娠@ガイドブック」をご利用さいませ。

妊娠に悪影響をおよぼす病気とは?
(子宮筋腫、子宮奇形、心臓病、血液疾患、肝臓病、腎臓病、喘息、感染症)
・・・「妊娠に悪影響をおよぼす病気」

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妊娠に悪影響をおよぼす病気とは?
【子宮筋腫、子宮奇形、心臓病、血液疾患、肝臓病、腎臓病、喘息、感染症】

















妊娠に悪影響をおよぼす病気には、次のようなものがあります。
子宮筋腫、子宮奇形、心臓病、血液疾患、肝臓病、腎臓病、喘息、感染症など。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
子宮筋腫とは、子宮の筋層にできる良性の腫瘍で、婦人科の腫瘍のなかでは最も発生頻度が高いものです。
筋腫ができた場所や大きさ、数によって、月経異常(過多月経、過長月経など)、月経困難、不正出血、貧血、頻尿、便秘などの症状があらわれます。
また、不妊症や流産、早産の原因になることもあります。
過多月経は、出血量が異常に多くなる場合をいいます。
過長月経は、月経日数が8日以上になる場合をいいます。
月経困難症は、生理痛がひどく日常生活に支障がでるほど症状の重いもの。
不正出血とは、月経や分娩などの正常な時期以外で起こる女性器からの出血。
子宮奇形(しきゅうきけい)
子宮の形の先天的な異常を子宮奇形といいますが、子宮の形に異常があるからといって、すぐに手術治療をする必要があるということではありません。
しかし、習慣流産、不妊症、早産、流産の原因になることがあり、なかでも、双角子宮や中隔子宮の場合は、流産や早産を繰り返すことがあるので、専門医に相談しましょう。
心臓病(しんぞうびょう、心疾患)
心臓の疾患を総称して心臓病(あるいは心疾患)といいますが、この心臓病には、とても重い症状を引き起こすものが多くあります。
心臓病があると、妊娠末期や分娩時、産褥初期に心臓に対する負担がきわめて大きくなるため、症状が悪化して母体に危険がおよぶことがあります。
産褥とは、妊娠や出産によって起きた母体の形態的/機能的変化が、出産後、妊娠前の状態にほぼ回復するまでの期間のこと。
また、血液循環の不良によって、胎盤からの酸素や栄養が胎児に十分運ばれなくなり、その結果、流産や早産が起こりやすくなります。
妊娠中には、特に疲労、過労、睡眠不足、貧血、栄養障害、妊娠高血圧症候群などに気をつける必要があります。
そのためには十分な休養を取り入れ、動悸や息切れ、むくみなどを感じたら、すぐに安静にし、医師の診察をうけましょう。
血液疾患(けつえきしっかん)
妊娠中にみられる、あるいはあると困る血液疾患には、貧血、血液型不適合妊娠、特発性血小板減少性紫斑病などがあります。
このうち最も多くみられるものは貧血です。
貧 血
貧血とは、血液中の赤血球が正常値よりも少なくなるというもので、妊娠中に多くみられる症状です。
胎児の発育が活発になるにともない、母体の血液の量も増え始めます。
ところが、このときに鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血(妊娠貧血)が起こりやすくなります。
つまり、もともと貧血の人が妊娠すると、より重い症状があらわれやすいということです。
血液の成分の代表的なものは、赤血球、白血球、血小板です。
血液型不適合妊娠
血液型は、ABO式やRh式などで分類されますが、母体と胎児との血液型の組み合わせによっては、胎児にトラブル(血液型不適合)が起こることがあります。
問題となるのは、女性がRh(−)型、男性がRh(+)型の場合です。
この場合、胎児がRh(+)型になる可能性が高くなるため、母体と胎児とで血液型が異なる不適合な状態になってしまいます。
その結果、胎児に貧血や黄疸などが起こる可能性が高まります。
特発性血小板減少性紫斑病(特定疾患、公費対象)
明らかな基礎疾患や原因薬剤の関与がないのに、血小板数が減少し、種々の出血症状を引き起こす病気を特発性血小板減少性紫斑病といいます。
頸管裂傷や会陰裂傷があると、出血を止めることが難しくなります。
生まれた子どもの約半数に血小板減少がみられます。
肝臓病(かんぞうびょう)
妊娠中に、胎盤から大量のステロイドホルモンが分泌されるため、肝臓にはかなりの負担がかかります。
肝臓に何か問題がある場合は、十分に注意する必要があります。
肝臓病は、肝細胞が傷害をうけ(炎症)、正常な働きができなくなるというもの。
肝臓は、栄養物の代謝と、女性ホルモン(ステロイドホルモン)の処理をうけもっています。
腎臓病(じんぞうびょう)
妊娠し胎児が活発に活動するようになると、腎臓を流れる血液の量も、糸球体における濾過率も増えて、腎臓にかなり負担がかかってきます。
慢性腎炎があるか、以前に腎炎にかかったことがある場合、流産や早産、妊娠高血圧症候群などを引き起こしかねません。
十分な検査をうけるようにしましょう。
疲労、過労は厳禁です。
喘 息(ぜんそく)
喘息がひどくなると、かつては妊娠にとって悪影響がおよんだものですが、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン薬)が用いられるようになってから、その障害もなくなりました。
ただ、妊娠中は、疲労や過労を避け、アレルゲンとなるものを近づけないようにしましょう。
感染症(かんせんしょう)
風 邪
直接、胎児に影響することはありませんが、高熱や激しい咳が子宮を刺激して、流産や早産の原因になりかねません。
早く医師の手当てをうけましょう。
風 疹
風疹に対する免疫のない人は、初期の感染予防に努めましょう。
梅 毒
妊娠中に感染したら、流産や早産の原因になったり、胎児にも悪影響をおよぼしかねません。
早期治療が必要です。
ヘルペスウイルス感染症
胎内感染にって、流産や早産が起こることがあります。
また、先天異常児が生まれる可能性もあります。
分娩時に胎児が産道で感染すると、死亡したり後遺症が残ったりすることがあるため、帝王切開を行うことを考えなければなりません。

















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